近年、クマの出没率や被害件数が年々右肩上がりに増えています。 これまでは「防犯ブザー」や「熊スプレー」といった遭遇した後の防衛策を中心に紹介してきましたが、一番良いのは「そもそもクマがいる場所に近づかないこと」、つまり未然の回避です。
実際、クマに遭遇した経験はあります。熊鈴、スプレー、防犯ブザーも携帯してましたが、登山ルートの確認時に静かに立ち止まっている時にクマもこちらに気が付かず10mくらいの距離まで接近してました。
ルート確認が終わってさあ行こうと自分が動き出したときに熊鈴が鳴り、その瞬間で熊がこちらに気づいて逃げていきました。熊鈴も役に立ったと実感したと同時に、これまで実感できてなかった歩行中も実は機能していた時もあったのかもと想像を膨らました。
最近は私が登山前のルート計画や、現地の状況把握に必ず取り入れているのが「クママップ(Kumamap)」です。

これは全国のクマ出没情報をリアルタイムに地図上で確認できるサービスです。単に過去のデータ集計マップではなく、「AIによるリスク予測機能」を搭載しているのも強み。自分が歩く予定のルート周辺にどんなリスクがあるかをテクノロジーの力で解析し、教えてくれます。
「クママップ」5つの導入方法と特徴
クママップには、自分の使い慣れた環境やシチュエーションに合わせていくつかのバージョンが用意されているので、それぞれ紹介します。
① 登山前の計画・大画面でのチェックに:Webブラウザ版
アプリをインストールすることなく、PCやスマホのブラウザから今すぐ大画面でマップを確認できる基本のバージョンです。 自宅のパソコンなどで広範囲の地図をじっくり見渡しながら、「最近この山域のどのルートで目撃例が多いか」「AIの危険度予測がどうなっているか」を一目で把握できるため、登山前夜のルート計画や安全確認に最も適しています。
② 手軽さナンバーワン:LINE版
わざわざ新しくアプリをインストールしたくない、という方に一番おすすめなのがこのLINE版です。友達追加するだけで、トーク画面からいつでも簡単に最新の出没情報を呼び出せます。登山口に向かう車中や、現地で電波があるうちにサクッと確認するのに最適です。
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リンク: クママップ LINE版公式詳細はこちら
③ iPhoneユーザー向け:iOS版(App Store)
iPhoneを使っているハイカーなら、専用のiOSアプリ版を入れておくのがベストです。スマホの画面全体を使ってマップを広く見渡せるため、登る予定の山域の目撃ドット(ピン)の密度が非常に直感的に把握できます。動作も滑らかで山中での操作もノンストレスです。
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リンク: クママップ iOS版公式詳細はこちら
④ Androidユーザー向け:Android版(Google Play)
XperiaやGalaxy、PixelなどのAndroidスマホをお使いの方はこちら。iOS版と同様に専用アプリとして最適化されているため、通知機能などを活かして最新の出没エリアを素早くキャッチできます。山行前のルーティンとしてアプリを開く癖をつけておくと安心です。
⑤ 海外ハイカー向け:WhatsApp版
日本国内ではLINEが主流ですが、世界的に使われているメッセンジャーアプリ「WhatsApp」に対応したバージョンも用意されています。海外からのゲストを日本の山へ案内する機会がある方や、普段からWhatsAppをメインに使っている外国人ハイカーにはこちらが圧倒的に便利です。
さいごに
山でのクマ対策はいろいろありますが、計画段階で遭遇確率を減らすのも一つの手ではないかと思います。
私の場合は天気予報を見ながら「この日をターゲットにするかー」と日程を決め、行き先を2、3か所ざっくり決めます。その後にクマ情報を確認して、直近2週間くらいで出没しているところは避けたり、出没頻度がなるべく少ないところに絞って最終決定します。「どこも怖いなぁ」と思ったらもう行くのを辞めるか、ほぼ絶対にクマがいないようなエリアに変えたりもします。
ビビりすぎても何もできなくなるので、上手くツールを使って調整すると、遭遇確率を下げながら登山が楽しめるのではないかと思います。
他にもクマに関する記事を書いています。よかったらあわせて見てみてください。


