「事前講習会」は受けるべきか?体験レポート
結論:絶対受けるべきです。特に実技は講習なしだと無理ゲーです。
私は第一種(銃)とわな猟の2回受講しました。同一年度内なら2区分受けても追加料金なしでした。
- 学科対策: 出題のポイントをかなり”厳選して具体的”に教えてくれます。出題問題が分かると思っても過言じゃないレベル。
- 実技対策: 銃の点検・分解・結合や、わなの架設手順などを実物を使って体験できます。YouTubeでいろいろ動画が上がっているのでそれを覚えればいいと思っていましたが、試験に落ちて二度手間になるほうが嫌だったので保険と思って事前講習を申し込みました。
銃の実技は手順が多くて講習を受けている間も「全然おぼえられねぇ……(汁)」という感じでした。撮影禁止されていたので、必要な動作を文字に起こして必死にメモしていました。
第一種の免許を申し込んだので、実技試験は第一種の散弾銃だけだろうと思っていたら、免許の範囲に第二種の空気銃も含まれることから、同じような操作を別途やらなくてはいけないのだと講習で知りました。ほとんど散弾銃と同じ動きをするのですが、若干違う箇所があり、その「若干の違い」がトリッキーに感じてしまいました。これもいちいち文字に起こしてメモして帰ったのを思い出します。
距離の目測も、「あの建物が30m、あのポストが10m」など具体的に教えてくれますが、講習を受けないと絶対当てられないと思いました。
必死にメモしている間は「これで大丈夫」と思ってたんですが、意外と家に帰ると字が汚いしメモが雑だったりと「アレ?どうだったっけ……」と思うところがいくつかありました。講習中は丁寧に細かく逐一メモしておくことを強くおすすめします。
ただ、講習会後は「よし、これで合格できる」と思えるくらい気持ちに余裕ができたので、精神的にも受けて大正解でした。
試験対策・試験勉強
事前講習会に出る前までは、たくさん覚えなければいけないと思って結構必死でした。(事前講習会の内容を知ってたらそこまで必死に勉強しなかったと思います笑)
教材をもらうまでは、ネットで過去問サイトを探してとりあえず問題を解きまくっていました。
自分が実際に使ったサイト・動画はこちらです(参考までに)。
- 筆記試験対策:狩猟免許過去問ドリル
- 鳥獣判別のコツ:YouTube動画(鳥獣判別解説)
- 鳥獣判別問題集:YouTube動画(実践問題)
※試験を受ける年の狩猟鳥獣や法令が変わっている可能性もあるので、最新情報のチェックは要注意です。

事前講習を申し込むと「狩猟読本」と「狩猟免許試験例題集」が送られてきます。
これがなかなか良いつくりをしていて読んでいて楽しかったです。事前講習を受けなくてもこの2冊をしっかり読み込んでいれば、筆記試験は余裕で合格できるレベルに達することができたと思います。
※狩猟に関する知識をさらに深めたい方や、試験勉強の合間に読みたいおすすめ書籍は以下の記事でも紹介しています。
👉 狩猟を始める前に読んでおきたいおすすめ本まとめ
実技は事前講習を受けよう。これがベストな解です。
YouTubeでいくつか動画を見ても、使っている銃の種類やわなの形状が違ったり、それぞれの地域でローカライズされていたりします。動画を見た後に実際事前講習を受けたら「動画と全然ちげぇ……あぶねぇ来てよかった……」とマジで思いました。
試験当日のリアル:待ち時間地獄と実際のテスト内容
※地域によって運用の違いがある可能性もありますので、あくまで一例として参考にしてください。
1. 受付
試験会場到着後、受付で本人確認を行います。ここで渡される番号や座席順が、そのまま後の「実技試験の順番」に直結するため、受付のタイミングは意外と重要です。
私はそこそこ余裕をもって会場に到着しましたが、第一種とわなの2回とも番号後半となってしまいました。
結論からいうと、試験開始までの待ち時間より実技試験の順番待ちのほうが何倍も長かったです。もう一度言います、何倍も長かったです。特に人口が多い都市部は要注意です。
2. 学科試験(筆記)
試験開始の前に簡単な説明が始まります。そこで驚いたのが……
試験官「筆記用具無い人いますかー?」
に対して、なんと5名くらい持ってきていないというヌルさ……お前ら何しに来たん……。
こんな人たちがこれから銃を持つのかと思うと正直恐怖でした。
試験内容は3択で、早ければ10分で終わります。見直ししても+3分くらいで、15分もあれば十分な内容でした。事前講習通りの内容で、もはや試験を受けるというよりは「マークシートを塗る作業」って感じです。
あえて気を付けなければいけないことを言えば、問題用紙は「共通問題」から始まり「免許別問題」という順番になっていました。免許別問題は網、わな、第一種、第二種の問題が全部入りになっているので、自分が受ける試験問題を間違えないように塗る必要があります。
3. 待ち時間地獄(ここが一番の試練)
学科試験が早く終わっても部屋から出て自由にはなれず、次の適性検査までひたすらその場で待機となります。
スケジュール的にはまだ筆記試験時間中ですが、早く終わった人の中から試験番号が若い順に次の試験(適性検査等)へ呼ばれる流れでした。受付番号が後ろの方だと、自分の番が回ってくるまでひたすら待ちます。
- 第一種の時:1時間以上待たされました
- わなの時:2時間以上待たされました
一応学科試験中なので、スマホや本を出して遊ぶこともできません。
4. 適性検査(お遊びレベル)
屈伸1回、指を1本ずつ折る動作、聴力検査が同時に行われました。聴力検査はいつ終わったのだろうと思ってたら「試験官の声が聞こえていれば合格」でした。”会場に来場できる人”なら不合格になるほうが難しいレベルです。視力検査も定番の「C」の形のやつです。全体的に「実施した」という形だけの検査ですね。
これが終わるとようやく昼食休憩に入ります。昼食もすぐ取り終わったので、次の実技試験までさらに30分以上待つことになりました。
5. 実技試験(距離目測・銃器操作・鳥獣判別)
午後から実技試験がスタートしますが、まず午前の学科試験の合格発表が行われます。第一種の時は全員合格、わなの時は数名離脱していました。
そして実技試験が試験番号の若い順に始まります。ここでも……
- 第一種の時:2.5時間以上待たされました
- わなの時:3時間以上待たされました
ここでは完全な待ち時間(控室待機)になるため、読書、スマホ、ノートPC作業、お菓子を食べる、離席、さらには筋トレをしても自由でした。
自分は読書をしていましたが、読み終わってしまったのでスマホをいじったり筋トレをしたりして過ごしました。試験そのものよりも、この膨大な待ち時間こそが最大の試練でした。
試験内容は、こちらも事前講習通りでした。事前講習を完コピしていれば大丈夫です。試験全体の管理管轄は都道府県職員ですが、実技試験の判定員は事前講習で講師をしていた猟友会の方たちでした。身内みたいなものなので、余程クリティカルな失態を犯さない限り問題ないかと思います。
合格発表と免状の受領
合格発表は指定日にWebサイト上で受験番号が公表されます。第一種・わな猟ともに無事に合格。 その翌日、郵送にて狩猟免状が届きました。
これで、網・わなの方は狩猟登録を行えばすぐに活動できます。銃猟の方はさらに「銃砲所持許可」を手に入れれば活動開始となります。
まとめ:狩猟免許取得自体のハードルは高くない
今回、思い立って狩猟免許を取得しましたが、事前講習会さえしっかり受講しておけば、学科・実技試験のハードルは決して高くありません。迷っている方はぜひチャレンジしてみてください!
※狩猟免許の取得から、銃砲所持許可を得るまでの全体ルートや費用感は以下のロードマップ記事で詳しく解説しています。



