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「電池切れ=詰み」をなくす。どこでも電力を調達できる「エネループ充電器」という最強のバックアップ戦略

道具

いきなりですが、この記事は万人向けではなくニッチな人向けです。

「とにかく軽くて大容量なモバイルバッテリーが欲しい」という方は、今すぐこの記事を閉じてAmazonの売れ筋ランキングに行ってください。その方が幸せになれます。

しかし、もしあなたが、

  • 安全面からリチウムイオン電池に本能的な不安を感じている
  • 数日間の山行中、バッテリー自体を再充電する術も時間も無い
  • バックアップの選択肢を増やし、エネルギーの『詰み』を無くしたい

という慎重派のハイカーであれば、この先を読み進める価値があるはずです。

これは、最新技術をあえて捨て、エネループという古き名作に命を託す、少しニッチな実戦装備の紹介です。

商品紹介と2つの理由

最新の超大容量バッテリーではなく、この組み合わせが時に最強になります。

Panasonic BQ-CC87(USB入出力付充電器)

エネループ(単3形・プロハイエンド)

一見、どこにでもある充電器に見えるかもしれません。しかし、このセットを使い始めてから、私はリチウムイオンバッテリーでは決して得られなかった「3つの自由」を手に入れました。

1. 「爆発と発火」という恐怖からの自由

エネループに使われているニッケル水素はショートさせても中々発火しません。安全性が高いです。

2. 「電池切れ=詰み」にならない、エネルギー調達の自由

一般的なモバイルバッテリーは容量が空になればどこかで充電しなくてはならないですが、この充電器であれば単3電池があればスマホなどに電力供給することが可能。エネループだけでなく市販の乾電池(もちろん充電はできない)でも大丈夫です。コンビニ、個人商店、山小屋などで調達の可能性が高まります。

しかし、注意点も

スペック比較:安心を「重み」で買う価値はあるか

比較項目 エネループ戦略 (BQ-CC87) 一般的Li-ion (10,000mAh)
スマホ充電量 約 0.5 〜 0.6回(少ない) 約 2 〜 3回(余裕あり)
重量 (本体+電池) 約 200~210g 約 180g 〜 220g
発火・爆発リスク ◎低 × 中~高
エネルギー調達 ◎ 売店・コンビニ・山小屋で可能 × 電源がないと終了
低温環境(雪山等) ○ 電圧低下に比較的強い △ 急激にシャットダウンする
付加機能 LEDライト / 乾電池出力 特になし

 

容量が少ない

エネループ(単3)を4本足すと、単純に容量の数字上は「約10,000mAh」近くになります。しかし、スマホを充電すると1回も満タンにできません。0.5回分がいいところです。

「なぜそんなに少ないのか?」

その理由は、数字の「足し算」ではなく、「電圧(V)」の違いにあります。

細かい部分は省き簡単に言うと、スマホを充電するのに必要なエネルギーは、「電圧 × 容量(mAh)」で決まります。

  • リチウムイオン(一般的なモバイルバッテリー): 内部電圧が 3.7V と高い。

  • エネループ(BQ-CC87セット): 1本 1.2V。4本合わせても 4.8V しかありません。

同じ「mAh」という数字でも、電圧が低いエネループは、取り出せる「パワーの総量」がリチウムイオン電池の約4分の1しかないのです。

つまり、モバイルバッテリーが10,000mAhに対して、エネループだと約2500mAh程度になります。

容量に対して重量が重い

一般的にモバイルバッテリー(10,000mAh)は約 180g 〜 220gに対して、充電器とエネループの組み合わせは約 200~210gです。

ほぼ同じ重量ですが容量が少ないのでエネルギー容量に対して重量が重いということになります。

それでも、私がエネループを運ぶ理由

効率で負けているのは百も承知。それでも私がこのセットをザックに入れるのは、数値上の容量以上に評価している「絶対的な安全」「多機能性」があるからです。

1. 物理的に「燃えない」という安心

リチウム電池の火災は、内部の可燃性液体が原因です。物理的に火柱が上がる、爆発する構造ではありません。衝撃や熱にさらされる登山において、この「構造上の安全」は精神的な安定に直結します。

2. 日本中のコンビニが「予備バッテリー」になる

BQ-CC87の真骨頂は、充電池だけでなく「普通の乾電池」からもUSB出力ができる点です。

山小屋の売店にモバイルバッテリーは売っていませんが、単3乾電池なら売っています。BQ-CC87を持っていれば、日本中の売店にある乾電池を、そのまま自分のエネルギー源に変えることができます。登山だけでなくロングトレイルを歩いている時にも助かったぁと思うことがありました。

3. エネルギーの多重化できるスーパーサブ

バッテリーを沢山使う可能性がある人、途中で電源供給できるか不明な環境下など、電源確保に向けて複数パターンを持つバックアップ体制強化にもつながります。

まとめ

効率を求めるならモバイルバッテリー一択でしょう。

しかし、安全性と汎用性はエネループは強いです。登山やロングトレイルなど目的や行く場所の特徴を事前にチェックすれば適材適所で一つの選択肢になるかもしれません。

私は公共交通機関を使って日帰り登山に行く時や、何泊も連泊するような行動をするときによく持っていってます。

【登山の新常識】そのバッテリー、山で燃えませんか? 発火リスクを排除し「氷点下」に打ち勝つ、準固体&ナトリウムイオン電池という選択肢。

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