PR

熊野古道(伊勢→田辺)4日目

アウトドア活動

Topページ

熊野古道(伊勢→田辺)
きっかけ2024年12月の丹沢縦走の時に痛めた膝がなかなか治らず2025年を迎えてしまった。登山も行けないので神頼み(初詣)にでも行こうかと思った時、「あれ、神社に行くんだっけ寺に行くんだっけ?」という疑問からすべてが始まった。アウトドアに...

 

ルート

全体図

4日目は、右から四番目の紫色ルートの部分になります。

 

4日目部分拡大

 

■4日目 01月31日(金) 約30㎞/9.5時間
尾鷲駅周辺 → 八鬼山 → 三木峠 → 羽後峠 → 甫母峠 → 二木島峠 → 逢神坂峠 → 新鹿駅
気温:10度~0度

 

山行記録

八鬼山

05:00頃、尾鷲エリアから八鬼山登山口へ向かう。ここで早々にトラブル。登山口に無事着き予定通りの道を歩いていると【←こちら】という矢印と日本語で書かれている小さな標識を見つける。確かに踏み跡もありピンクリボンもあるので、真っ暗闇の中よく見逃さなかったなというくらいの気持ちで進む。結論から言うと全然関係ない道であり、朝から遭難迷子になり1時間以上も無駄にした上に足もかなり使ってしまう始末。この画像はようやく戻ってきて振り返った時の画像。この奥に進んでしまって戻ってきた。

戻ってきたのはいいものの正しい道が見つからない。そもそも登山口と思って入った場所も騙しだったのかと思うくらいの気持ち。こんなところで時間を足をどんどん消費してしまっているのにイライラしてくる。

それっぽい違う踏み跡があったのでそっちに行ってみるとどんどん草むらに入っていく。草の背も高いし足場も全然どうなっているのか見えない。あー、絶対違う。GPS使っても大雑把に大体あってる、わずかだけど踏み跡もある。

らちが明かないので、思い切って山側ではなく、GPSのルートも無視して、”街側”に道なき道に突っ込んでみると正しい道と思われる綺麗な道に出た。GPDで確認しなくもわかる、これが正しい道だと。

07:00頃、ようやくスタート・・。すっかり明るくなってしまった。・・・ん? ヘッドライトが無い、あーーーーさっきの大草原の中の格闘で無くした。この後どこでライトを調達できるのか、今夜はテント泊できない可能性あるのでそっちの方向も考えなければならない。一瞬雑務で頭一杯となる。

安いけど単三電池一本で長時間使えるので気に入ってたのに、さよなら。

 

今できることは歩くだけなので一先ず楽しむことに切り替え。

ひたすら綺麗な石畳みを歩き続ける。きつい道だと耳にしていたが、普段登山している人なら楽に歩けるとおもう。寧ろこの石畳みが山頂付近まで続いていることに、昔の人はすごいことしたなぁと感心するばかり。

東屋があるが展望はない。

08:45頃、八鬼山山頂到着。

尾鷲側(北)は石畳みが多かったが、三木里側(南)は石畳みが減って殆どなくなっている。

山頂から三木里側に向かう途中に大きな広場があり、東屋もあって展望もあり。

こんな感じで湾の様子が見える。

09:50頃、林道に出て八鬼山下山終了。これから三木里に向かう。

 

三木里

10:00頃、いい雰囲気。

三木里湾がプライベートビーチみたいな場所ですごくいい。うわぁここいいなぁ

全然知らない場所だったけど海に行く俺はわかる、ここはいい。

八十川橋を渡って三木峠へ向かうところ。

時々現実を思い出す、”ライトを手に入れなくては”と。休憩がてら久しぶりにオンラインにして周辺エリアを調査すると、この三木里含めたこの辺のエリアにはライトを調達できそうな町という感じはない。食料すら入手困難である。そうなると尾鷲駅まで戻るか熊野市駅までいくかしかなさそうだ。とりあえずそこまで分かったら気にしても無駄なので夕方歩き終わったところで考えればいいかという感じで進む。

 

三木峠

10:45頃、三木峠手前の道。久々の石畳みじゃない道が新鮮に感じる。

ここで後ろから軽快なフットワークで追いついてきたお兄さん。軽い挨拶と会話を交わしバイバイする。※この後何度も登場してくるので快速兄貴と呼ぶことにする。

三木里いい所だった。この紀伊半島で発展してない町はどこも良かった。勝手だけどそのままの姿でいてほしいと思ってしまう。

次の町、賀田駅までは道路に出たり入ったりが多いのでうっかりしてると通り過ぎるかもしれないので注意。
後ろから快速兄貴が現れる。「なんで後ろから?!」「いやぁ、道路でスマホみてたら通り過ぎちゃって」。お互い今日のスケジュールの話をする、どこまで行くのかとかそんな感じの話。熊野市駅まで行く予定だったけど朝のトラブルのせいで新鹿駅まで行ければいいかと思っていることと、基本テント泊だがライト調達する必要があるので今夜は宿かもしれないことなど話す。快速兄貴も新鹿駅までいくとのこと、「今日はまた何度か会うかもね」ということでサクサク前を進んでいった。

賀田駅

12:20頃、三木峠を越えると、賀田エリアに出る。結構大きい町で驚いた。
本来のルートである橋は工事中なので隣の橋を渡ることになる。
ここもいい港町って感じでなぜか落ち着く気持ちになる。
街中は道が多くてルート迷子になりやすい。標識を見てもどれが正しいのか全く分からないことが多い。ここでも迷ってモタモタしていると、また後ろから快速兄貴が現れる。
「また後ろにいるとは、どっかで休憩してたんですか?」「そうそう海辺の広場でご飯食べてた」
一緒にルートを解析して少しの間話しながら一緒に歩く。
ライト調達と今夜のどこで寝るとかの話題になり、「尾鷲方面行くなら車あるからホームセンターつれていってあげるよ、宿も俺と同じとこにしたら?」と神提案を頂く。「そうしよう」ということで宿に連絡するが空き無しでNG。うーん、神提案終了

二木島駅

14:10頃、二木島に到着。とってもコンパクトな町。
東屋に快速兄貴が居たので雑談。
次の峠を越えたら目的の新鹿駅だ。

二木島峠・逢神坂峠

民家の前を通るようにして登山道に入る。

快速兄貴はライト調達場所とか気にかけてくれた。最終的には今夜宿に泊まるのなら今日無理にライト調達しないで、明日の新宮で調達したほうが楽じゃないかという結論に達した。スマホのライトとかでテント泊しようかとも考えたが、もう4日も風呂入ってないしこれをチャンスと思って一旦風呂、洗濯、充電も込めて宿泊することにした。

快速兄貴はもう自分は用なしだとわかり、サクサクと新鹿駅に行った。明日も同じルートなのでまた会うかもしれないねと話してお別れ。

峠を越え新鹿駅へ

予定通りの距離は稼げなかったけど、明日は那智ではなく新宮止まりかなと確信。

新宮駅につくと、丁度電車が来ていた。乗り込むと快速兄貴がいた。ホント今日はよく会うな。この調子だと明日もどこかで遭遇しそうだ。

この後尾鷲駅までもどってビジネスホテルに宿泊。明日の計画を練り直す。最終地点は新宮とし、そこでライトも調達できそうな店を調べ、中辺路に入った後のプランも練った。

そして4日ぶりの風呂は涙が出るほど気持ちが良かった。がんばった脚を沢山マッサージしてあげた。

こういうマッサージボールは結構使えるので長期の旅行でも持っていく。アウトドアだと荷物の邪魔になるのでとがったタイプのやつをいつも持っていく。これが結構使えて、首や肩、腰や太もも、脹脛、足裏やニッチな場所などマッサージができるので結構いい。

 

5日目:新鹿駅 → 松本峠 → 熊野速玉大社

熊野古道(伊勢→田辺)5日目
Topページルート全体図5日目は、右から五番目のライトグリーン色のルートの部分になります。5日目部分拡大■5日目 02月01日(土) 約37㎞/12時間新鹿駅 → 大吹峠 → 松本峠 → 花の窟神社 → 熊野速玉大社気温:10度~0度山行記...
タイトルとURLをコピーしました