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赤岳(美濃戸口)

登山

この日は晴天予報。日帰りだが予定コースは「美濃戸口→赤岳→硫黄岳→美濃戸口」とする予定だった。

八ケ岳山荘駐車場に2AM頃に到着、遅くても4AMには出発する予定だったのだが濃霧が強烈過ぎて2m先も見えたもんじゃないので出発時間遅らせた。途中で寝落ちしてしまい6AMスタートとなってしまう。

行者小屋までは結構長い距離を歩かされる。雪道だから余計長く感じる。緩い上りなのできつい所はなく散歩って感じ。しかし行者小屋を境目に一気に角度が変わる。ここからアイゼン履いたほうが良い。と、偉そうに言う自分はチェーンスパイクのみ。

やはりチェーンスパイクだと滑りまくって中々登れない。力業で何とか突き進み登頂できたが、帰宅したらアイゼンを買おうと決めた。

途中の景色や山頂から見える景色は今までに見たことが無いくらいいい景色だった。八ヶ岳が多くの人に好かれている理由はこれなのかと。

やっぱ雪山最高だなって思った。

 

山行記録サマリー

日程 2024年01月19日(金) [日帰り]
エリア 八ヶ岳・蓼科 / 長野県、山梨県
天気/気温 晴れ / -20~-10℃
ルート 美濃戸口 → 南沢 → 行者小屋 → 赤岳 → 地蔵の頭 → 行者小屋 → 赤岳鉱泉 → 美濃戸口
歩行距離 17.8km (登り1,426m / 下り1,452m)
歩行時間 7時間

 

アクセス

登山口 美濃戸口(八ヶ岳山荘駐車場)
往路/帰路

 

ルート

 

山行記録

美濃戸口(八ヶ岳山荘駐車場)

02AM頃に駐車場に到着。遅くとも04AMまでには出発して、赤岳→硫黄岳と大きく周回する計画だった。しかし濃霧濃度が高すぎて2m先もまともに見えない状況だったのでスタートを遅らせた。

寝落ちしてしまい結局06AMスタート。今日は夜に用事があるので夕方までには都内に到着していないといけない。この時点で硫黄岳までは行けないかもなと思った。

06:40頃、平坦で緩やかな上り道を歩き続け「赤岳山荘」があるところまで来た。

つい数か月前まで「八ケ岳」っていう山があると思ってたが、複数の山々の総称である。一説によると八ヶ岳は、赤岳、天狗岳、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳、編笠岳、権現岳、西岳などの八つの峰から構成されているため、その名がついたという説もある。

北沢側と南沢側のルートに分岐するが南沢経由で「行者小屋」を目指す。

 

南沢

南沢ルートに入った。ここから登山道らしくなってきた。チェーンスパイクを履いていれば何も問題なく歩いて行ける。上り具合もまだ緩い。

事前に雪少ないって聞いていたけど一定量超えれば多いも少ないもあんまり関係ないな。十分多いよ。

山が見えてきた。あれが何山なのかわからない、いつもそう。山を見て「あれは〇〇山だね」ってすぐ言える人多いけど凄いなって思う。

 

行者小屋

08:40頃、行者小屋に到着。ここでチェーンスパイクからアイゼンに装備を変えている人が多い。つまりここから本気って感じ。確かにマップを見てもここから本格的に上ることになりそうだ。とはいえ自分はアイゼン持ってないのでチェーンスパイクのままで行く。昨日の北横岳でも結構滑るレベルだったから嫌な予感しかない。

行者小屋を少し過ぎたあたりから気温が低すぎてスマホの電源が落ちる。カメラもSONY α6400とTG6を持ってきているが、こんな時はTG6中心に使うしかない。TG6は雨や雪過酷な環境でもしっかり動いてくれるので絶対的に信頼している

こちらはα6400で撮ったやつ。広角レンズ装備しているのでこういう広域取りたい時だけに使った。

 

雪の急登。チェーンスパイクだと滑りまくる。普通に歩こうとすると1歩進んで2歩下がる感じ。嫌だけど力業で進む。ここを歩いてる時に「帰ったら(帰れたら)アイゼン買おう」と思った。

 

阿弥陀岳分岐

08:55頃、阿弥陀岳分岐に到着。進めば進むほど雪の量も増えるし一も険しくなってくる。

この辺りは全然進めなかった。壁を上っているようだった。

しかし見える景色に癒されてしまうしテンションも上がる。

硫黄岳は時間的に無理だなってこの時悟った。

さて進むか。

どんどん角度が急になっていく。滑りすぎて数十センチづつしか前進できない。あーじれったい。

 

文三郎尾根分岐

あれは「阿弥陀岳」かな。かっこいいな。

南方面の景色。あっちは雪が大分少なく見える。

阿弥陀岳はまた今度登ろうと決めた。

右に滑ったら終わりってことは理解できた。左に寄せて歩く。

後ろを振り返ると阿弥陀岳。凄い急だなと思いながら見てたけど、多分今登ってるところも同じようなレベルなんだろうなと思った。

 

赤岳

10:20頃、分岐に来た。方向がバグってる「赤岳山頂」の標識しか見えない。理由は急登で滑るので体勢を崩せない。どれが正しい道なのか良くわからん。

チェーンなのかロープなのかわからんがそれに向かって進む。このエリアが自分にとって今日一番の危険スポットだった。

山頂はもうすぐなのに何て遠いんだろうか。

南アルプスかな。

ついに来た。

10:40頃、山頂到着。中々手ごわい相手だった。

硫黄岳まで突っ込んでいきたいけど、多分時間ないな。なんで今夜予定入れてしまったのだろう、いや朝の寝落ちが悪いのか。

赤岳頂上山荘。

山頂から離れたところから望遠レンズを装備して山頂を撮った。

 

望遠レンズで遊んでた。あれは「赤岳天望荘」。

山頂から赤岳天望荘方面へ下っているところを振り返ったところ。滑るとはいえ下りは圧倒的に楽だ。

救助活動なのか死体回収なのか分からないが作業をしている。下っている途中で他の隊員からヘリがもうすぐ来るのでここで停止をお願いされる。視界にヘリは居ない。

俺氏「もしまだ来ない様なら先行かせて。俺なら通過するのに3分も掛からないから。」

隊員「よし行って良し」

11:20頃、赤岳天望荘に到着。開けて入ろうとしたら「何か用あるの?」て声かけられて、これはダメなやつだったかと離脱。

下山ルートへの分岐まで歩いていると、ヘリ来た。

事案の詳細はしらないが、めでたしと思いたい。ご苦労様です。

 

地蔵の頭

11:30頃、下山ルートと本来行く予定だった硫黄岳ルートの分岐。未熟な装備で急ぎたくないので余裕をもって今日は下山するとする。

これまた恐ろしい急な角度で。

さよなら赤岳。

雪はふかふかだし角度も急なので滑りっぱなし。だけど下りはスノボのように滑っていけるので楽しい。

 

行者小屋

帰りは北沢ルートで戻ろうと思う。

 

赤岳鉱泉

立派な建物現る。赤岳鉱泉だ。

これ見たことある。ここにあるんだ。

川沿いを歩いたり。

最後にまた平坦な道を歩いて駐車場へ向かう。

 

八ヶ岳山荘

14:15頃、美濃戸口に戻ってきた。駐車代を払って終了。

八ヶ岳最高に楽しかった。

 

装備

衣類
  • シューズ(サロモン Quest Winter)
  • ゲイター(イスカ ゴアテックス ライトスパッツ フロントジッパー
  • ドライレイヤー(ミレー ドライナミックメッシュ 半袖)
  • ベースレイヤー(モンベル ジオライン MW ロングスリーブ)
  • ミドルレイヤー(ミレー サーマルメッシュライナーQDフーディ)
  • ロングパンツ(ミレー モンテローザネオパンツ)
  • タイツ(McDavid MA102)
  • 靴下(ワークマン メリノウール薄+メリノウール厚)
  • レインウェア(ミレー ティフォン50000
  • レインパンツ(ワークマン INAREM)
  • グローブ(サロモン スノボ用)
  • グローブ(おたふく JW-145 インナー
  • グローブ(テムレス 雨用)
  • ニット帽(コロンビア)
ギア
  • バックパック40L(モンベル アルチプラノパック)
  • トレッキングポール1本(無名)
  • チェーンスパイク(モンベル L.W.)
  • ヘッドライト(Gentos) w/予備電池
  • サーモボトル(モンベル アルパイン サーモボトル500ml)
  • ボトル(無印 330ml)
  • ウォーターキャリー2L(Evernew)
  • 折り畳み座布団(キャプテンスタッグ)
  • サングラス(オークリー)
  • スマートウォッチ(Garmin Instinct2 dual
  • モバイルバッテリー
その他
  • 食料
  • カメラ(Sony α6400Olympus TG6
  • ミニ三脚(マンフロット MTPIXI-B
  • トラッシュバッグ(モンベル)
  • エマージェンシーキット
  • 衛生品(歯ブラシ、コンタクト用品、テーピング、痛み止め薬など)

 

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