「完全メシ」とは
簡単に言えば、一般的な食品よりバランスよく栄養を詰め込んだ食品です。
具体的には、「日本人の食事摂取基準」で設定された33種類の栄養素が含まれた食品です。下記の栄養素が含まれていて効率よく栄養が取れる優れもの。
日清食品 完全メシ【ライス編】栄養比較
主なスペック
フレーバー | 熱量 (kcal) |
炭水化物(g) (糖質/繊維) |
脂質 | タンパク質 | 食塩相当量(g) | 価格 | 1kcal当たりのコスト |
カレーメシ 欧風カレー |
483 | 70.7 (62.8/7.9) |
15.0 | 20.0 | 2.9 | 429円 | 0.89円/g |
ハヤシメシ デミグラス |
472 | 72.2 (64.5/7.7) |
13.0 | 20.6 | 2.9 | 429円 | 0.91円/g |
キーマカレーメシ スパイシー |
468 | 70.5 (61.8/8.7) |
13.9 | 19.7 | 2.9 | 429円 | 0.92円/g |
韓国風旨辛メシ ユッケジャン |
451 | 69.0 (62.0/7.0) |
13.1 | 17.9 | 2.9 | 429円 | 0.95円/g |
トムヤムライス | 450 | 65.5 (58.5/7.0) |
14.7 | 17.8 | 2.9 | 429円 | 0.95円/g |
全体的にどの商品も極端な差はなく、どれを持っていっても良い食品だと思います。
これでは面白くないので少し深堀してみる。
基本的な考えとしては、カロリーは高ければ高い方がいい、特に炭水化物(糖質)は多い方がエネルギーに直結しているので大切。食物繊維は1泊程度であれば気にしなくてもいいが、連泊となると後々大事になってくるので意識しておくとい良い。タンパク質は登山においては補給が難しい部類になるし、筋肉の回復面を考えても高い方がいい。脂質は、炭水化物とタンパク質に比べて1g当たりのカロリーが2倍以上になるのでカロリーを増やすにはもってこいの栄養素でありエネルギー源にもなっている。塩分も登山では汗をかなり書くことになるので多少多くても構わないと思ってる。
完全メシのラインナップから選ぶとなると、「カレーメシ」と「ハヤシメシ」がスペック的に良いかなと思ってます。カレーメシはカロリーが一番高く、タンパク質も20gもあり、1kcal当たりのコストも一番安い。貴重なカロリーが多いところが登山に適している。
ハヤシメシもほぼ同じくらいのスペックだけど、糖質が高く、脂質が低い、タンパク質が高いのでバランスが非常に良いです。
「キーマ」、「ユッケジャン」、「トムヤムライス」はスペック重視よりも変化球的な存在に感じてる。しかし登山時の食事っていつも似たり寄ったりになってしまうので、こういうフレーバーがあるというのは選択肢の幅が広がって嬉しい。「またカレーか・・」と思うときなどに活躍してくれそうだ。
実際に「完全メシ カレーメシ」を山で試してみた感想
パッケージの中身を開くとルー、オイル、ライスは分離されている。
これらをジップロックに詰め替えて持っていくとコンパクトに収まります。ちょっとした隙間などにも入れやすい。
山で疲弊した状態で食した感想は、結構味は濃いと感じた。ライスの量に対してルーは結構多いと感じた。カロリー増やしたければ餅やパンなど持っていけば更に満たすことはできる。カレー味なのでアレンジはしやすいし、結構使えるなぁと感じた。今後縦走やロングトレイルで重宝すると確信した。
手軽さ、栄養バランス、そして満足感を兼ね備えた、まさに登山にうってつけのアイテムだと感じています。いつもの山ごはんに飽きてしまった方や、もっと手軽に栄養を摂りたいと考えている方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
完全メシ ラインナップ【ライス編】
完全メシ カレーメシ欧風
完全メシ ハヤシメシ
完全メシ キーマカレー
完全メシ ユッケジャン
完全メシ トムヤムライス