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四国お遍路歩き野宿の記録 6(16~19日目(40~44番寺))

アウトドア活動

四国お遍路歩き野宿の記録 6

 

16日目/28日間(40番寺) 41km

朝はまだ暗いが松尾峠に向けて峠道を歩いている。

松尾峠に到着。意外と広い。

この後、観自在寺(40番)に向かうわけだが、そのあとに3つのルートに分岐する。灘道、中道、篠山道の3つ。このうち灘道を歩く予定。中道は本当に歴史的にお遍路だったのかは情報が少ないらしい。

ついに愛媛県に入った。松尾峠が高知県と愛媛県の分岐になっていた。

こちらはタローさんです。

とてもきれいなへんろ休憩所があったので入ってみた。本当に綺麗。水道も電気もある。完璧。

ここで折り畳みトレッキングポールを壊してしまう。耐久性の問題ではなくて私の使い方が悪くて力任せに引っ張って中のワイヤーを切ってしまった。ダクトテープで何とか組み立て直した、使えそうだ。

観自在寺(40番)

間違えてこの寺(40番)の駐車場の方に行ってしまい、入口をウロウロと探してたら、露店みやん屋の方が電話をしながら指差して場所を教えてくれた。寺参り終わった後に「さっきはありがとう」と言いにいって世間話がはじまる。会話が盛り上がって気分が良くなったのかみかんくれた。ありがとうございます。

見にくいけどそこの入り江ぽいなところが室手海岸。ここがめちゃくちゃ綺麗だった。

灘道ルートで峠道を通る予定だったけど、夕方位から雨が降ることと峠道の距離に対して現在時刻が遅かったので56号線沿いを歩くことにした。56号線なら寝床がいくつかあることと、峠道の方の寝床情報があまりなかったからだ。

ここは須ノ川公園でキャンプができる。道路の向かい側には温泉もあり。

須ノ川公園で寝るか迷ったけど、もう少し歩くことにした。候補地は二つ、ふれあい広場嵐坂ポケットパーク

水の上に家がある?様に見える小さな港町に来た。ふれあい広場もこの辺にある。

おおー、いいじゃない。これなら雨は防げそう。

と、思ってたらトイレの方に部屋があった。休憩室と書いてある。

はい、即決。

詰めれば3-4人くらいいけそう。

CBロング缶は本日16日目くらいで切れそうだったので新しいガス缶を購入しておいた。1本で結構持ったなという感想。

今夜から明日一杯は雨予報。ゆるい雨ではなくどうせまたドキツイ雨なんだろうなと思いながら寝た。

 

17日目/28日間(41番寺) 37km

ははは、予想を超える雨だった。

中々雨を避けて休憩できるところが無いのが大変だった。屋根を見つけては休憩をして歩く。

カメラを出せる状況でないのでなかなか写真は取れなかった。

56号線上の松尾トンネルに到着。本当は左の峠道を歩くのだが、かなり雨風がきついのでトンネルを歩くことにした。無念。

へんろ休憩所に到着した頃は、雨風は段々弱まってきた。しかしまだレインウェアは必要な状況。

佛木寺(42番)まで行こうかなと思ってたけど、雨の中歩き続けてるとそういう前向きな気分になれなかったのでどこかいい所があったらそこでいいやって思ってた。とりあえず龍光寺(41番)もう近いので行くことにした。

道の駅があった。あとでそこへ行こう。

龍光寺(41番)に向かっていると、まだ低学年の小学生女の子が話しかけてきた「こんにちはー、寒いですねー」

年配者が言うようなセリフで笑いそうになった。君本当に幼女?

考えすぎかもしれないが都会人的にはこういう子供と話してしまうと通報される可能性は低くないので、そんなリスクばかり気になってた。できれば「バイバイ」と言って去って欲しいような気もしたけど、こんな子供が声をかけてくるこの町の平和さも感じてた、微笑ましい時間だった。

龍光寺(41番)

道の駅に向かうには少し早いのでローソンで充電でもしながら時間つぶした。

道の駅は静まり返っていた。人が結構いるように見えたけど、人形達だった。しらないとこれはビビル。

 

18日目/28日間(42~43番寺) 47km

「おはよー、ございm・・・ぁ」

佛木寺(42番)

ライトがいい感じでかっこいい。

昨日は本当はこの休憩所まで来たかったけど、歩きお遍路的には道の駅はリゾートホテルみたいなのでそれはそれでよかったと思った。珍しくごみ箱がある。

歯長峠から見える雲をみて、「今日は晴れるって言ったよな?」とつぶやいてた。

壊れたトレッキングポールはダクトテープで補修してあるが問題なく使えてる。やっぱ旅にはダクトテープ。

明石寺(43番)

寺の敷地内に次へのへんろ道がある。

進んでいくとへんろ休憩所があった。オープンタイプ。このあたりで野宿する場合はここは貴重な場所のひとつとなる。

南無大師遍照金剛!!南無大師遍照金剛!!南無大師遍照金剛!!

鳥坂峠か鳥坂トンネルかを選ぶ分岐にきた。迷うことなく鳥坂峠。

いい峠道だった。結構お勧め。

峠を下りた後は56号線に戻ってひたすら都会歩き。こんなところにAlpenがあるとはいいね。運よく自分は今必要ないので先へ向かう。

56号線を歩いてたら煎じるのオレゴン州男と会う。バス停でバスを待っているとのこと、なんか足の調子が悪くてちょくちょくバス乗ってるらしい。どおりで。

空海が野宿した場所として知られている場所の一つ。

んー、一瞬ここで寝るかとも思ったけど。もう少し歩くとへんろ小屋があるので歩くことにした。

完全に日が暮れてしまったがようやくへんろ休憩所に到着。水が無いだろうと思って汲んできたけど、水道あった。使っていいのか知らないけど。おやすみ。

 

19日目/28日間(44番寺) 48km

だいぶ気温が下がってきた。朝はネックウォーマーとレインジャケットを着ても寒いレベルだった。

知清公園は無料でキャンプができる場所。この日の朝も結構テントがあった。

ちなみにこのマークもお遍路歩きの標識。

今日は久万高原の方向に進んで行くので気温は低いまま。途中で無料へんろ宿があったので覗いてみた。

天気が悪いときには重宝しそうな場所。

ずっと微妙な坂道になってる。

商店街みたいな町に入ると、農業祭の準備をしていた。すげぇ楽しそうだけどまだ朝だから準備中で参加できずに泣く泣くスルー。

ここにもよさげな休憩所あり。

こんなに晴れているのに、この後大雨を食らうことは想像もしてなかった。

分岐を左へ

ここの休憩所はシャワーが付いている。ここでシャワー浴びる予定だったけどあまりにも気温が低いので諦めた。とても広い場所なので快適に過ごせる場所。

はい、雨。バケツの水が降っているような雨が3回くらい来た。レインウェアを着たり脱いだりと余計な時間が増える。

峠道に入るころには雨は止んでくれた。

久万高原町の街中に到着した。このエリアに道の駅公園がいくつかあるので泊まろうと思ってたけど、時間がかなり早いのでたっぷり物資補給をして先へ進むことにした。この先は補給ができないのでこの町でしっかり補給しておいた方が良い。

本日最後の峠を歩く。

大宝寺(44番)

峠を越えたところに休憩所があるのでそこを目指す。

いい感じ。隣にはトイレもあるし電気もあった。濡れたウェアを乾かして明日に備える。一応明日も晴れ予報だが、今日もこんなだったのであてにならないなと思いながら寝た。

 

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