四国お遍路歩き野宿の記録 2

4日目/28日間(19~22番寺) 41km

立江寺(19番)
早朝に到着。

雲一つない晴れ予報だったのに、またしても完全雨。しかも結構強め。四国に来て4日目だが”晴れ予報なのに大雨になった日”が2回もある。予報が外れるにしても内容がひどすぎる。

一旦、道の駅 ひなの里で今日のプランを考え直す。あまりにも雨が強烈過ぎる。

今日のプランを考え直したけど、どこでなにしてようと雨には変わりないので前に進むことにした。雨予報で雨になるのと、晴れ予報で雨になるのだと同じ雨でもメンタル的に全然違う。あとで現地の人に天気について聞いてみたい。

鶴林寺(20番)
この山を下ろうとした頃に少し雨が弱まってきた。

晴れてきた。この調子で頼む。

廃校に出た。ここでテントを張る人が多いって現地の人が言ってた。

休憩所で少し休憩。雨装備から通常装備に直す。フランスから来ていた歩き遍路の人と出会う。88番まで行くそうだ。

次の、太龍寺(21番)も山にあるのでもう一回登山する気分。

太龍寺(21番)到着。ここはなかなか規模の大きい寺だった。

さて、下山するか。次は平等寺(22番)
後から気が付いたがここで下山ルートを間違える。本当は峠道を通って下山する予定だったが、こっちの標識が目に入ったので素直に下りて行ったら予定と全然違うところに出た。ここだけに関わらず複数ルートがあるところは結構間違えやすい。

ということで、ここどこだよって場所に出てしまった。 ここからでも予定の場所に迎えるが、遠回りした上に面白くない28号線道路沿いを歩いていくしかなさそうだ。
なんとか予定ルートに戻って遍路休憩所で今日の寝床を考えていた、道の駅にいって今日は終わるか、それとも平等寺まで進むか考えていた。そうしている中、さっきのフランス人と再会。平等寺まで行くっていうから時間もまだ早いしもう少し休憩してから平等寺に行くことに決めた。

16:00頃、今日最後の峠道を歩く。
へんろ休憩所に出たが水が無いのでスルー。

ただ、少し進んだところに水場あり。一瞬迷ったが、ここまで来たらついでに平等寺まで行く。

平等寺(22番)
さて、、、どこで寝るか・・。

夕日を見ながら、福井ダムは無理だな。へんろ小屋で寝ようと思った。水問題はどうするかは現地で考えることにした。

17:40頃、到着。隣の神社に水は・・ない。水探してたら、偶然近所に住んでる人が話しかけてきた。聞きたかった四国の天気について聞いてみた、予報がでたらめなのはいつものことなのか?と。
近所の人「晴れ予報だから晴れのつもりで作業準備してたのに大雨で、ほんと腹が立つ、またやり直しだよ」とキレてた。やっぱそうだよな。
で、近くに水場が無いか聞いたら、庭の水道使っていいっていうから遠慮なく頂いた。非常に助かりました、ありがとうございました。

明日の天気予報は晴れ。またかよ。と思いながら寝た。

5日目/28日間(23番寺) 44km

今日は大きな分岐がある。55号線の山側ルートか、峠を越えて海側ルートか。峠道と海が好きな自分はすぐに決まった。

ついに室戸岬の標識がでてきた。意外と近いな。

峠の方に向かう。しかし、今日も晴れ予報だったのに嫌な予感しかしない。

貝谷峠に到着。ここの景色も良かったが、この先に展望所があるのでそちらに行ってみる。

海きたー!この瞬間に一つ前に進んだ気がした。

峠を下りたらビーチ。最高かよ。

海があるところにはシャワーはあると思ってました。頭だけ洗う。きもちいい。
ここでブラジルから来ているめちゃくちゃ早歩きの人と会う。あの速さだともう会うことは無いだろう。

小さな港を通り過ぎていく。小さな港結構好きなんだよなあ

大浜海岸に到着。天気もいいので少し洗濯物を乾かす。ここは観光客が多い。

薬王寺(23番)
次の室戸岬にある最御崎寺(24番)まではひたすら歩く

峠道もちょこちょこあり

他の歩き遍路してる人も言ってたけど、スタートから室戸岬くらいの間は結構自販機ドリンクを飲む回数が多かった。熊野古道の時はちゃんとニッチな場所にも設置されてたダイドーには世話になったのは忘れない。へんろ道でもコアコーラ、ダイドーが多く、アサヒ、サントリーと続き、オオツカが印象にある。
個人的にはオオツカがあったらオオツカのドリンクを買ってた。アミノ酸やビタミンを多く含むドリンクが多い、ポカリとかの会社ね。
牟岐エリアのどこかで寝ようと考えてた。

一つ目の公園はスルーして、へんろ小屋に行こうと思いスーパーで食材調達。

へんろ小屋に到着するも水道から水が出ない。「お接待終了しました」て張り紙がある。どういう意味でとらえればいいのだろうか、水道の利用や清掃、管理は終了したという意味なのか、この休憩所は使用禁止という意味なのか、全く分からん。こういうよくわからないことは嫌いなので内妻運動公園に向かうことにした。

公園というからきたけど、もう放置された公園のようだ。水道はこの東屋の隣にあるが、トイレはちと遠い。人は居ないので自由快適。
この公園に到着する前にゴミ処理場みたいなところを通るわけだけど、猿とカラスの群れがいた。
6日目/28日間 40km

今日は雨の心配はなさそうだ。室戸岬に近づくにつれ寝れる場所も減ってくる。今夜もどこで寝るかは決めてない。とりあえず歩く。

朝の海沿いはいつもいい景色が見れるので毎朝楽しみにしてる。

那佐のへんろ休憩所で一休み。結構歩いたけど今日も長い、そして気温も高いな。

この辺りから、昨日のブラジル人が後ろから歩いてきたので、挨拶してサクッと追い越していく。「なんで俺の後ろにいるんだ」という疑問を考えながら歩いてたのを思い出す。足はめちゃくちゃ速いけど、稼働時間と歩行距離は短いため翌朝になるとこっちが追い抜かしているのだろうという結論になった。まぁどうでもいいんだけど。暇なのでどうでもいいこと考えてしまう。

ついに徳島県から高知県に入った。一個目の休憩所で電気があったので充電。ほんと助かります。ありがとうございます。

とにかくこの辺のエリアは55号線をひたすら真っすぐ歩く。いろいろ飽きてくる。

ここでトイレ休憩ができる。川の水だけど水場もあるが浄水器を使う必要ある。野宿もできそうだ、道路の向かい側にも平らな小さな広場みたいなのもある。
この辺は本当に何もないのでこの場所はかなり貴重な存在。時間と足が残っているので先へ進むことにした。この時は尾崎ビーチまで行けるかなぁと考えてた。
画像ではわかりにくいがとにかく直射日光がすごくて暑い、気温も高い、車のスピードはすごいしトラックも多い。快適度低い道である。

歩いていると飲食店なのかキャンプ場なのかよくわからないが、目立ったおじ様がいたので中に入ってみた。
ここはライダーズパラダイスと名前のお店でバイカーが集まる飲食やらいろいろやってるところらしい。まだ歩く気だったが、テント張ってもいいというので、それを聞いた瞬間試合終了したかのように気が抜けてしまい、ここで寝ることにした。雲行きも怪しいので屋根があるガレージの中にテントを張らせてもらった。700円。
自由にしていいというので外にある水道で全裸になって水浴びした。

こんな感じ。めっちゃ快適でした。受け入れてくれてありがとうございました。
明日の天気予報は曇だけど、なんとなく雨降りそうな気はしていた。

